端午節は五月？六月？日本の端午の節句とはちがうの？ちまきの好みで口げんか？

文章．ポッドキャスト／王先生

顧問／岩根克成

中華圏の人にとって、一年の中で最も重要な行事は三つあります。それが春節、端午節と中秋節です。中華圏の端午節(Duānwǔ jié)は西暦（國曆(guólì)）ではなくて、旧暦（農曆(nónglì)）の五月五日です。

端午節の定番の食べ物は粽（粽子(zòngzi)）です。粽の中身は地域や家庭によってそれぞれ独自の具材が包まれます。しょっぱいのもありますし、甘いのもあります。それで、毎年この時期になると「北部粽(běibù zòng)と南部粽(nánbù zòng)の論争」が始まります。北部粽と言えば、もち米と他の具材を炒めてから包み、そして蒸籠で蒸すという作り方は特徴です。一方、南部粽はもち米と具材を生のまま包み、そしてお湯で茹でます。そのため、北部粽と南部粽は食感も味も少し違い、人によって好みが分かれます。

照片：南部粽（左）と北部粽（右）（照片來源：自由時報）

照片：はちみつ（蜂蜜(fēngmì)）をかけて食べる冷やしちまき（鹼粽(jiǎnzòng)）、もちもち（台湾人は「QQ」と言います）な食感が特徴です。（照片來源：https://www.i-play.tw/?p=18851）

北部粽と南部粽以外にも、台湾人の会話にはたまに「中部粽(zhōngbù zòng)」というものが出てきます。ただし、中部粽は本当に食べられるちまきではなく、海辺のテトラポッド（消波塊(xiāobōkuài)）のことを指します。なぜかというと、台湾の都市伝説で中部に位置する「台中」はヤクザの集散地として知られています。都市伝説によって、ヤクザは人を「処理」するときに、人をコンクリートで埋め、テトラポッドを作るという説があります。そのため、粽の形に見えるテトラポッドは「（台湾中部の）ヤクザが作る粽」として「中部粽」という愛称（？）がつけられました。(๑¯∀¯๑)

台湾以外に、マレーシア、インドネシア、ベトナムなど、たくさんの国や地域にも粽があります。日本にも粽がありますね。この間日本に行った時は店頭で見ましたが、買いませんでした。どんな味がするかは気になりますね。（¯﹃¯）

※參考資料：

https://food.ltn.com.tw/article/7405

北部粽、南部粽怎麼分辨？不只蒸煮法，從粽葉到食材都大不同（自由時報）

https://www.facebook.com/10secondsclass/posts/pfbid02gDgtvrRa5Ypn973vX7hNjV81GyMiVwJ3q649r8oix7pqkwfbbXVP7uyGLXTHjgQnl

十秒鐘教室─粽

https://www.i-play.tw/?p=18851

鹼粽

※ポッドキャスト音楽提供 "Apero Hour" Kevin MacLeod (incompetech.com) Licensed under Creative Commons: By Attribution 4.0 Licensehttp://creativecommons.org/licenses/by/4.0/

※ポッドキャスト効果音提供 オトロジック(https://otologic.jp)